ゴルフのスライス応急処置!原因はカット打ち?スライスしない方法とは?

明日コースなのにスライスがどうしても治らない!!

そんなお悩みを抱えているゴルファーの皆様のお悩みをよく耳にします。

「どうしても明日スライスをしないように打ちたいんだけど…」

そんなあなたのために今回は、スライスの応急処置!明日コースでスライスしない方法についてお話しさせていただきますね!

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ゴルフのスライス応急処置!|ゴルフ前夜の救急箱

さて、スライスの応急処置方法をご紹介する前に必ず知っておいて欲しいことがあります。

それは、あなたが“スライスする原因”です。

ここを疎かにすると最悪の場合スライスが酷くなって手の付け所もない…(病院送り!?)なんてこともあるのでしっかりチェックしてからスライスの応急処置に挑みましょう!

スライスする原因とは?

まず、スライスする原因というのは2つしかありません。

つまり、あなたがスライスしてしまう原因とは”必ずこの2つのどちらか”に当てはまります。

  • フェースがオープンになって当たっている
  • アウトサイドインの軌道(カット打ち)になっている

あなたはこの2つの“どちらかに当てはまっているのでスライスしてしまっている“ということになります。

ちなみに、「ドライバーだけスライスするよ」という方の場合、ヒールに球が当たっていることが原因ということもありますので悪しからず…。

自分がこのどちらに該当するのかは次の章でのセルフチェックと自分のスイングを照らし合わせて確認してください。

自分のスイングの動画などがあると比較しやすいですよ◎

ゴルフでスライスする原因はカット打ち?

今回はあなたのスライスの原因がアウトサイドインの軌道になっている、いわゆる”カット打ち”になっている場合の応急処置方法につてご紹介していこうと思っています。

なので、以下のチェックポイントに該当しないという場合、あなたのスライスの原因はカット打ちではない可能性が高いので今回の応急処置では効果が薄いかもしれません。

しっかりチェックしてみてくださいね。

カット打ちが原因の場合のチェックポイント

以下の項目に多く当てはまっている場合、カット打ちが原因のスライスとなります。

それぞれの項目については詳しいチェックポイントを載せておきますのでまずは自分がこれらのポイントに当てはまるかチェクしてみてください。

目安として4つ項目のうち、2〜3つ当てはまるとカット打ちが原因の可能性が高く、特に、”2つ目の項目が当てはまっていると高確率でカット打ちが原因”となりますのでよくチェックしてみましょう!

  • 曲がり幅の強いスライスが出る
  • シャフトプレーンよりも上からクラブが降りてきている
  • アドレスのつま先の向きが左を向いている
  • アドレスでの肩の向きが左を向いている

【チェック1】曲がり幅が強いスライスが出る

曲がり幅の感覚には個人差があるかもしれません。

ここでの曲がり幅というのは“強い曲がり方”をしている場合です。

ブーメランのような曲がり方をしている場合、あなたのスライスはカット打ちによるものだと考えられます。

逆に、曲がり幅が弱いけど全体的に右に飛ぶという場合はカット打ちでない可能性があります。

言葉ではちょっとわかりずらいかもしれないので図面で説明させていただきますね。

この画像の①のような飛び方は、”強い曲がり方”のスライスです。

②のような飛び方のスライスをしている場合、それはカット打ちが原因ではないのでご注意を。

【チェック2】シャフトプレーンよりも上からクラブが降りてきている

最もよくチェックして欲しいポイントが“シャフトプレーンよりも上からクラブが降りてきているかどうか”ということです。

この項目が当てはまるようなら高確率でカット打ちがスライスの原因と言えます。

”シャフトプレーン”とはアドレスでのゴルフクラブの”シャフトの線上のライン”のことです。

正しいスイングはクラブがこの線上にクラブが降りてくること

カット打ちとは、この線よりも上からクラブが降りてくる

これがカット打ち、いわゆる”アウトサイドインの軌道”なのです。

アドレスのつま先の向きが左を向いている

このつま先の向きと肩の向きに関しては、“今日からでも直すことができること”なのでぜひ取り入れてみてくださいね。

まず、スライスする人のつま先は目標よりも左を向いている可能性が高いです。

厳密には“左足が後ろに下がって構えている”ことがこの原因。

正しいつま先の向きは目標と平行!であることです。

アドレスでの肩の向きが左を向いている

つま先の向き同様、肩の向きも”今日から直せるポイント”なので取り入れてみみましょう。

まず、スライスする人の肩の向きは目標よりも左を向いている可能性が高いです。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、画像では両肩に棒を当てて構えています。
この棒が左肩に向かって見えなくなっているので肩の向きは左方向を向いているのがわかります。

厳密には、“右肩が前に出ている”ことがこの原因です。

正しい肩の向きは目標と平行!です。

以上の4つの項目が当てはまるようならあなたのスライスは“カット打ち”が原因です。

このカット打ちに当てはまるようならば次の応急処置編に進みましょう!


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明日のゴルフで絶対にスライスしない方法とは?

まず、応急処置の前に注意ポイントがあります。

それは、コースでのスライスの応急処置方法とは2パターンあるということ。

この2パターンとは“動きを変えるか変えないか”ということです。

分かりやすくまとめると、「スイングでの応急処置をしてダメならアドレスで工夫してください。」ということ。

では、早速、スライスの応急処置方法についてお話ししていきましょう!

応急処置方法は左腕がポイント!

まず、スライスを防止するには”クラブフェースがターンする動き”を入れる必要があります。

この、クラブのフェースをターンさせようとするとき、”ほとんどの人は右手首や右腕を回すと思っている”ことがスライスが直らない原因です。

この回答とは”左腕を回すことが正解”なのですが、なぜ右腕ではないのでしょうか?

それは、右腕を回すのはフェースのターンではなく打つときにフェースがボールに下から当たりシーソーような動きになってしまうから。

これでは「スライスする+飛距離が出ない」という最悪な状況になってしまいます。

分かりやすく図解で説明すると以下のようになってしまうからです。

簡単に説明するとこれでは、カット打ちと同じ軌道を通って球に当たるのでスライスは直りません。

しかも、ロフト(クラブのフェース面の角度)が寝てしまうため飛距離が出ません。

つまりロフトが開いてしまうので本来のフェースの角度でたまに当たらないということです。

では、”左腕を回すのが正解”とはどういうことなんでしょうか?

左腕を回すと、フェースの開閉が大きくなります。

つまり、”クラブのフェースがより大きくターンする”からです。

右腕を回した時と左腕を回した時の比較をしてみましょう。

右腕を回した時、インパクトの瞬間はクラブヘッドは手を追い越して当たっている(ハンドレイトの状態)のに対し、左腕を回すことでインパクトの瞬間、クラブヘッドを手が追い越さずに球に当たっています(ハンドファーストの状態)。

ゴルフのスイングはこの“ハンドファースト”の状態でインパクトを迎えるのが正解です。

ハンドファーストで当たると何がいいの?

余談ですが、ハンドファーストで球に当たるのは何がいいでのでしょうか?

ハンドファーストで当たるメリットとは、

ロフト(クラブのフェース面の角度)が立って当たる
クラブの最下点がボールよりも前になる

この2つが最大のメリットとなります。

まず、ロフトが立って当たるメリットとは、”飛距離が出る”ということ。ロフトが本来かそれ以下の角度で当たることでより飛距離が出ます。
たとえば、9番アイアンより5番アイアンの方が飛びますよね?これは、9番アイアンより5番アイアンの方がロフトが少ないからです。

2つめは、クラブの最下点がボールよりも前になることでしたね。
これは、スイング中のクラブの最下点がボールよりも前になることでボールの前にターフが取れるようになり、”ダフリやトップといったミスが減る”ということです。

応急処置が上手くいかなかったら?

たとえ応急処置といってもその場でいきなりスライスが直るということはなかなかありません。

もし、応急処置を試してみてもスライスが直らなかった場合先ほども伝えた通り、動きを変えない応急処置を取ることが最善策と言えます。

ちなみに、動きを変えない応急処置はスライス自体は治りません。

ですが、スライスしながらでも、”狙ったところに球を打つことができるようになる応急処置方法”です。

では、“動きを変えない応急処置”とはどのようなことがあるのでしょうか?

アドレスの向きを変える

まず、動きを変えない応急処置1つめが、"アドレスの向きを変える"という方法。

目標よりも右を向き、そもそもスライスする前提でショットをする方法です。

この時、自分のスライスがどのくらいの幅スライスしているのかを考慮した上で右を向いてアドレスをします。

真っ直ぐ向いて右にラフに行くのなら、左のラフに向かって構えればフェアウェイということです。

スイングを変えなくていいのはとっても簡単ですよね!

フェースの向きを変える

アドレスを構えた時、”目標よりもフェースを左に被せて構える”ことが第2の方法です。

原理はアドレスの向きを変えるのと同じでスライスする前提でフェースを左向きに被せることで目標を左に持ってくること。

分かりやすく表現するとアドレス時のフェースの向きを目標よりも左を向けることです。(アドレスの向きは変えません)

アドレスだと、そのまま突き抜けて左に飛んでしまうことが怖くて余計にスライスするという方はこちらの方法の方が効果的かもしれません。

アドレスもスイングもそのままでグリップをちょっと回して握りフェースの向きを変えるだけなので何か特別な変化をさせるわけではありません。

なので、ラウンド終了後、「スイングが崩れた!」

などの心配がないので最も安全な策と言えますね!

応急処置は所詮応急処置!

いかがでしたか?

今回ご紹介させていただいたのはあくまでも“応急処置”だということを忘れないでください。

スライスは正しい方法で直さないと一生治らない病気のようなもの。

スライスを治したいのなら、初心者でも簡単なスライス矯正練習方法を参考にしてみてくださいね!



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