ゴルフスイングにおける言葉でテークバックとバックスイングというものがあります。
一見、同じ動作を示した言葉に感じるかもしれませんが、実はこの2つには明確な違いがあるのです。
そこで今回は、ゴルフスイングにおけるテークバックとバックスイングの違いについてご紹介します。
さて、あなたはテークバックとバックスイングの違い、説明できますか?
ゴルフのテークバックとバックスイングの違いとは?
初めに、ゴルフスイングのテークバックとバックスイングの違いについて簡潔に言葉で表すと、
“テークバックはバックスイングの一部である”
というのが回答。
つまり、テークバックという動作はバックスイングの動作の中のある動きのことを指す言葉です。
では、明確にテークバックとバックスイングとはスイング中のどの動作のことを示しているのでしょか?
バックスイングとは?
まずは先にバックスイングから説明します。
ゴルフスイングにおけるバックスイングとは、“スイングを始動してからトップの状態になるまで一連の動き”のことを指します。
つまり、切り返しまでの一連の動きのことをバックスイングと言います。
テークバックとは?
テークバックはバックスイングの一部ということでした。
ゴルフスイングにおけるテークバックとは、“ゴルフスイングを開始する初期動作”のことです。
噛み砕いて説明すると、アドレスを構えた静止状態からバックスイングの動作を開始する初動の動きをテークバックと言います。
つまり、テークバックはバックスイングの開始動作のことを指した言葉です。
ゴルフスイングは8つの段階に分けられる
テークバックがバックスイングの一部であるのなら統一してバックスイングと呼んでも良さそうですが、なぜゴルフスイングの動作でテークバックとバックスイングという言葉に分けられているのでしょうか?
ゴルフスイングの動作の段階は8つに分けられます。※正確にはもっと多いですが、この8つが基本的な段階です。
- アドレス
- テークバック
- バックスイング
- トップ(トップオブスイング)
- ダウンスイング
- インパクト
- フォロースイング
- フィニッシュ
これを見てわかるように、ゴルフスイングの段階において同じ動作内での呼称を2つに分けて呼ばれているのはテークバックとバックスイングだけです。
テークバックとバックスイングが分けて呼ばれる理由とは?
この2つが分けられて呼ばれるようになった理由については憶測でしか語ることができないのですが、考えられる理由としては“バックスイングの中でもテークバックは重要な動作である”と考えられたため分けられたのではないでしょうか?
よく、ゴルフのレッスン書やレッスン動画などで紹介されていることでも「テークバックはまっすぐ引きましょう」と言われていますが、このゴルフクラブをまっすぐ引いた約30㎝ほどの距離をゴルフスイング論では重要と考えられたためバックスイングからテークバックという言葉が独立してできたということでしょう。
テークバックもバックスイングもスイングの一連の動作である
テークバックとバックスイングの違いについてご紹介させていただきましたが参考になりましたでしょうか?
バックスイングという動作とテークバックというバックスイングの中の動作という表現はとても難しく感じますが、もっとシンプルに考えてもいいのかもしれませんね。
もちろんテークバックとバックスイングは一連の動きであることに変わりはありません。
つまり、最もシンプルな言い方をするとすれば、
“クラブをテークバックしてバックスイングを開始する”
ということ。
「バックスイング中のテークバックが…」なんて考えていたら一生球なんて打てませんよね。
言葉が分かれていても、テークバックもバックスイングもゴルフスイングの一連の流れの動作であるということに変わりはないのです。
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