ゴルフボールは新品でも寿命がある?未使用の場合の経年劣化の目安は?

押し入れを整理していたら奥の方から昔のゴルフボールが未開封のまま出てきた。そんな経験ありませんか?

調べてみるとだいぶ昔のモデルだけど状態も綺麗で劣化は見られない…。果たしてこのボール、そのままコースで使っても性能に問題ないものなのでしょうか?

そこで今回は、新品のゴルフボールでも経年劣化するのか?そんな素朴な疑問を解決していこうと思います。

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ゴルフボールは新品でも寿命がある?|ゴルフの豆知識

GACライターのBUNTAです。

ゴルフボールは素材にゴムなど経年劣化のある素材が使われていますよね。経年劣化する素材が使われているということはやっぱりゴルフボールも劣化するの?と素朴な疑問が浮かんでくることでしょう。

結論から言うと、ゴルフボールも経年劣化します。保存状態にもよりますが、新品未使用のままでも数年で経年劣化してしまうものなのです。

ゴルフボールの寿命は4〜5年

多くのサイトでも書かれているのですが、ゴルフボールの寿命は4〜5年です。ただし、この4〜5年という目安はあくまで、通常温度で保存されていた場合です。

押し入れの中に保存されていた程度なら温度の変化はさほどないのでこの4〜5年という目安で問題ないでしょう。

ただし、車のトランクの中など、季節により温度の変化の激しい場所で保存されていたゴルフボールの劣化は早まります。その理由はゴルフボールのカバーは熱に弱い素材だからです。

ゴルフボールのカバーは高温に弱い

実はゴルフボールのコア(中身)の部分は耐久性の強い特殊な樹皮を使用しているため劣化はほとんどしません。

ただし、ゴルフボールの表面のカバーの部分は高温に弱いのです。ゴルフボールのカバーの部分は温度が70度を超えると樹皮が柔らかくなってしまいます。そしてそれは時間の経過とともに温めと冷却が繰り返されることで経年劣化を早めてしまいます。


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ゴルフボールの経年劣化を見分る方法は?

トランクなどに入れていたゴルフボールの経年劣化を調べるのはスピン系のボールとディスタンス系のボールで大きく変わってきます。

プロゴルファーが好んで使うスピン系の球は表面のカバーが柔らかい素材が使われており、その劣化は、表面素材が硬く変化していたり、カバー色が変色、表面の歪みなど、外見で見分けることができないこともありません。

アマチュアの方が好んで使うディスタンス系のボールの場合は特に見分けるのが難しいとされてます。その理由が表面のカバーの素材の違いです。

スピン系のボールと違い、ディスタンス系のボールは表面のカバー素材が硬く、中のコアの部分が柔らかい樹皮という構造になっています。そのため、ディスタンス系のボールは内側から劣化が進むため見た目ではわからないという難点があります。

つまり、ディスタンス系のボールを高温の場所で長期間保存すると、コアの樹皮が膨張して表面を覆うカバーを内側から圧が掛かった状態となってしまいます。なので使用した際は数回打っただけなのにボールが裂けてしまったなんてこともあり得るでしょう。

糸巻きのボールは新品未使用でも使用しない方がいい

現代のボールで打ったボールが破裂するということは滅多にありませんが、昔の糸巻きボールのようなボールの場合、ディスタンス系のボールと似た構造となっているため打った瞬間に破裂する恐れがあります。使用は控えた方が良いでしょう。

たとえ打たずに保存しておいたとしても、劣化したカバーが裂け、中の糸が弾けるという場合もあります。その破裂で失明しかけたという事例も過去にはあるので、糸巻きボールは処分することをお勧めします。

製造年月日はメーカーに問い合わせるしかない

ちなみに、ゴルフボールには製造年月日の記載はありませんね。いつ作られたボールなのか調べる方法については箱の製造番号からメーカーに問い合わせるしかありません。

ただし、ボールの発売日でおおよその時期の予想はできます。メーカーのHPなどでそのボールの発売時期が現在から遡って4年以内で保存状況の良いボールなら問題なく使えることでしょう。

ゴルフボールは未使用でも経年劣化する

ゴルフボールは未使用でも経年劣化があり、その寿命は保存状態が良いもので4〜5年です。

ただし、温度変化の激しい環境で長期保存されていたものはその寿命は短くなり、炎天下の車のトランクで眠っていたボールの場合、1、2年で劣化してしまう場合もあるでしょう。

ゴルフボールは基本的には数トンの重さに耐えることのできる構造になっているので経年劣化による変化はそこまで大きく感じることはないでしょう。ただし、やはり経年劣化している分、数回打っただけでボールの表面が裂けてしまったなどということもあり得ます。

結果的にボールを交換することになるので、古いボールは捨ててしまった方が良いかもしれませんね。



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