年間で最も稼いだ選手のみが手にする栄冠である賞金王。1年間の賞金レースを勝ち抜いた一人だけが手にする玉座には、どのようなメリットや特典があるのでしょうか?
今回は、ゴルフの年間賞金王に与えられるメリットや特典につて紹介していきましょう。
ゴルフの賞金王になるとどんなメリットがある?
GACライターのBUNTAです。
ゴルフの年間王者としての証でもある賞金王。その栄光には獲得賞金以外にもシード権や米ツアーのメジャー出場権など多くの特典やメリットが選手に与えられます。
では、賞金王が手にするメリットとは実際にどのようなものがあるか見ていきましょう。
ゴルフの賞金王のメリットや特典は?
特典1:翌年以降のトーナメントのシード権
賞金王になると、賞金王になった翌年から5年間の国内男子ツアーのシード権が与えられます。
このシード権は国内トーナメントでは優先度の最も高いシード権であり、その他のどのシード権よりも効力を持ちます。ただし、この権利の行使には国内ツアーメンバーの申請が必要で過去には2013年、賞金王となった松山英樹は海外ツアー参戦のため国内ツアーメンバーの申請をしなかったためこのシード権を放棄しています。
男子ツアーでは永久シード(国内ツアー25勝以上)以外で同一年度で与えられるシード権は最長で5年とされ、その5年のシード権を与えられるのはその年の賞金王、または国内男子ツアーメジャー大会(日本プロ、ツアー選手権、日本オープン、ゴルフ日本シリーズ)の優勝者、もしくは国内公式戦で年間4勝以上を挙げた選手に翌年からの5年間のシード権が与えられます。
特典2:海外メジャー、準メジャー大会の出場権
国内男子ツアーの賞金王に輝くと米ツアーのメジャー大会への出場権も手にすることができます。
【日本ツアー賞金王が得られるメジャー大会の出場枠】
・全英オープン(前年度日本ツアー賞金ランキング2位タイまでで他の資格を保有しないもの)
【日本ツアー賞金王が得られる準メジャー大会の出場枠】
・WGCメキシコチャンピオンシップ(前年度賞金ランキング2位まで)
日本の賞金王になると、その他のメジャー・準メジャー大会でも日本ツアーの賞金王は国外トーナメントの招待枠として出場権を手にすることができ、過去にはその他のメジャー・準メジャー大会においても日本の賞金王が特別招待枠として呼ばれることもあります。
その他の特典
ゴルフの賞金王になると、ジャパンゴルフツアー表彰式で賞金ランキング賞を授与されます。
さらに、賞金王に輝くと最優秀選手賞などその他の部門での受賞の可能性があり、平均ストローク、平均パット、パーキープ率、パーオン率、バーディ率、イーグル率、ドライビングディスタンス、フェアウェイキープ率、サンドセーブ率の9部門の順位をそのままポイントとして換算し、その合計で順位を決定するメルセデス・ベンツトータルポイントランキングでは1位だった選手に賞金100万円とメルセデス・ベンツ車両(Sクラス)が贈呈されます。(ただし、賞金王が受賞するとは限りません)
ゴルフの賞金王になると得られる特典まとめ
年間賞金王となると5年のシード権の他に、賞金ランキング賞の受賞や、賞金王になったことでその後の国内ツアー大会の出場時には何年度の賞金王としてアナウンスされるという名誉も付きます。
さらに海外メジャートーナメントの出場や公式戦の推薦枠での出場の機会がも与えられ、そこで出場した海外のトーナメントで優勝すればそのまま米ツアー参戦のチャンスも得ることが可能で、海外進出の増えてきた日本の男子ツアー選手にも大きなメリットとなるのが賞金王なのです。
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