厳しい賞金レースを勝ち抜いた選手のみが手にするゴルフの賞金女王。
特に日本女子ツアーの賞金女王争いは近年、最終戦のリコーカップまでもつれ込む展開が続くことでも話題に上がりやすいですよね。
でも、ゴルフの賞金女王になることで一体どのような特典やメリットがあるのでしょうか?
ゴルフの賞金女王の特典やメリットは?
GACライターのBUNTAです。
近年のゴルフの賞金女王といえば年間1億円超の賞金女王争い、2015年には賞金女王の獲得賞金額が2億円を突破する戦いが繰り広げられています。
実は初代の賞金女王は1968年、樋口久子が賞金女王に輝いたときはその額はなんと35万円。日本の女子ゴルフ界は50年で目まぐるしい成長を遂げました。
そこで気になるのが賞金女王になった場合の特典やメリットですね。渋野日向子や鈴木愛の賞金女王争いが話題となった今年の賞金女王争いですがその恩恵とはどのようなものがあるのでしょうか?
賞金女王には翌年から3年間のシード権が与えられる
ゴルフの賞金女王になると翌年からの国内女子ツアー3年間のシード権がもらえます。実は現在の国内女子ツアーでは賞金女王になった特典はこれだけなのです。
ただし、賞金女王になることでメリットもあります。賞金女王になることで翌年からの3年間の国内女子ツアーのシード権を保持し続けることができるため、この3年間のシード権を保持したまま、他国のツアートーナメントに参戦することも可能となるのです。
例えば、過去には日本での複数年シード権を手にした選手のアン・ソンジュやイ・ボミ、申ジエ、キム・ハヌル、テレサ・ルーなどが日本に止まらず米ツアーに挑戦、そのシード権が失われる前に日本ツアーへの復帰をしていという選手も少なくないのです。
公式戦に勝ち賞金女王になれば最大15年間のシード権が与えられる
さらに、日本女子ツアーで開催されるその年の公式戦4試合(ワールドレディス、女子プロ、女子0P、ツアー選手権)の勝利数に応じて賞金女王に与えられるシード年数が変わります。その年の公式戦で勝利した賞金女王に与えられるシード権は5年から最大でなんと15年のシード権を手にすることもできます。
その与えられるシード権の年数はその年の公式戦の勝利数によって異なります。
【公式戦勝利数に応じた賞金女王のシード年数】
・その年の公式戦4勝での賞金女王…翌年から15年間のシード権
・その年の公式戦3勝での賞金女王…翌年から10年間のシード権
・その年の公式戦2勝での賞金女王…翌年から7年間のシード権
・その年の公式戦1勝での賞金女王…翌年から5年間のシード権
・その年の公式戦0勝での賞金女王…翌年から3年間のシード権
日本の選手がもっと海外に挑戦できる環境を
近年、日本の女子ゴルフツアーでは、選手が海外ツアーに出場しやすくできるための規則の改定を進めています。
以前までなら海外メジャーに限定されていた出場義務免除ですが、その表現を“海外主要トーナメント”と変更するなど、選手が海外進出できる環境が整いつつあります。
ただ、やはり選手が海外ツアーで戦うための環境はまだ整っていないので今後のさらなる規則改定に期待しましょう。
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