世界的に大流行しているコロナウイルスの予防、拡散防止策として多くのゴルフ場が当面の間バンカーレーキを一時撤去しています。
しかし、足やクラブでならしたバンカーの砂は綺麗に均せていない場合も。では、その荒れた砂の跡の上にボールが止まってしまった場合、特別処置としてボールを動かしても良いのでしょうか?
今回は、そんなコロナ対策で足やクラブでならされた砂に止まったボールの対処についてご紹介させていただきます。
バンカー内で足やクラブを使って均された跡のボールは動かせる?
今回のコロナウイルスの対策として多くのゴルフ場がバンカーレーキを撤去し、その代わりに足やクラブを使ってバンカーをならすという特別処置が取られています。
しかし、靴やクラブはバンカーをならすために作られたものではないため、なかなか綺麗にバンカーをならせているということも少ないでしょう。
では、もしそのならした砂の跡の上にボールが止まってしまった場合、そのボールを動かしても良いのでしょうか?
足やクラブでならした砂の跡の上にボールが止まっても動かせない
コロナ対策として足やクラブでならして荒れた砂の跡の上に止まったボールを動かすことはできません。
もし動かしてしまった場合は、誤所からのプレーで一般の罰(2打罰)が課せられてしまうので注意しましょう。
では、これについて少し詳しく説明すると今回のコロナウイルスの影響でR&A(全英ゴルフ協会)ではゴルフ規則を変更しており、バンカーに関する規則は以下のように変更されています。
「プレーヤーは規則 12.2 に基づいてバンカーをならす場合、バンカーレーキの代わりとして足やクラブを使用してならすことができる(バンカーに関するすべての他の規則は修正されず適用される)。」
引用:http://www.jga.or.jp/jga/jsp/index.html(新型コロナウィルス感染症予防対策としてのゴルフ規則修正の指針より)
つまり今回のバンカーレーキ撤去はR &Aによりコロナ対策としてゴルフ場や競技運営委員会に向けて発令されたものであるのです。
また、この規則の最後のカッコ内のバンカーに関するすべての他の規則は修正されず適用されるという記述から、綺麗にならされていない荒れた砂の上にボールが止まってもそのライを修正することは認められてないのです。
ただし、JGA(日本ゴルフ連盟)ではこのような状況でバンカーが荒れることを考慮し、ゴルフ場や競技委員会で「プリファードライ」の適応を推奨しています。
もし、バンカーレーキを撤去したゴルフ場や競技委員会でバンカー内でのプリファードライ適応のアナウンスがされているようならそれに従って処置をしましょう。
【関連記事】プリファードライについてはこちら▽
触れる必要のないものには触れない
この度のコロナウイルスの影響でゴルフ規則も変更された箇所がいくつかあります。もちろん、これらは全て感染予防対策のための緊急処置です。
変更点でややこしい箇所があるかもしれませんが、ボールもそうですがレーキやピンも“触れる必要のないものには触れない”ことが賢明でしょう。
ゴルフ場であっても感染のリスクは十分にあります。徹底した予防対策に努めるようにしましょう。
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