グリーンでティーを刺してボールをマークしたら?ゴルフのルール

ボールがグリーンに乗ったら速やかにボールをマークして他のプレーヤーのラインを妨げにならないようにプレーを進めるためにも大切なマナーでもあります。

でも、ボールマーカーが見つからず、仕方なくティーを刺してボールをマークしたら他のプレーヤーから「それはグリーン面のテストになるんじゃない?」との指摘が。

果たしてこれはグリーン面のテストに当たる行為となってしまうのでしょうか?

そこで今回は、ティーを刺してボールをマークしたらグリーン面のテストに当たる行為なのか?についてお話しさせていただきますね!

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ティーを刺してボールをマークしたらグリーン面のテストになる?

GACライターのBUNTAです!

パッティンググリーン上で球をマークするためにティーを刺してボールをマークしているという人を見かけることがありますが、「あれ?ティーを刺してマークしたらグリーン面のテストをしたことになるんじゃ…」と、おそらくこんな疑問を抱いたことのある方もいるんじゃないでしょうか?

ボールをマークするときにティーを刺したらグリーン面のテストになるのか…

これは『ティーを刺してボールをマークしてもグリーンのテストとはみなされない』というのが答えです。

つまりグリーンにティーを刺してボールをマークしてもペナルティではないということです。

ではなぜグリーン面のテストにならないのか?詳しくグリーン上でのボールのマークに関するルールや規則について詳しく見てみましょう!

グリーンでのボールをマークする行為に関するルールや規則

ボールマーカーの定義とは?

まずはルール規則のボールマーカーの定義についてみてみたいと思います。

ゴルフ規則のボールマーカーの定義については以下のように書かれています。(2019年1月1日更新版)

ボールマーカー
拾い上げる球の箇所をマークするために使用する人工物(例えば、ティー、コイン、ボールマーカーとして作られた物や別の小さい用具)。
規則が「ボールマーカーが動かされること」に言及する場合、そのボールマー カーとは拾い上げていてまだリプレースしていない球の箇所をマークするため にコース上の所定の位置にあるボールマーカーのことを意味する。

引用:http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/image/Rules_2019.pdf

ボールマーカーの定義では、ティー、コイン、ボールマーカーとして作られたものや別の小さな用具とあります。つまりティーのボールマーカーとしての使用はルール上認められているのです。

では、ティーをマークとして使用するとき、グリーン面に刺してマークしてもグリーン面のテストにならないのはなぜなのでしょうか?

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グリーンをテストしたとみなされる行為とは?

ゴルフ規則[13.1e]では、グリーン面をテストしたとみなされる行為についてこのように書かれています。(2019年1月1日更新版)

13.1e 故意にグリーンをテストしてはならない
ラウンド中、または規則5.7aに基づくプレーの中断中に、プレーヤーはパッティンググリーンや目的外グリーンをテストするために次のいずれかの行動を故意 に行ってはならない。
・表面をこする。または、
・球を転がす。
例外-ホールとホールの間でグリーンをテストすること:ホールとホールの間 では、プレーヤーは終了したばかりのホールのパッティンググリーン上や、練 習パッティンググリーン上で、その表面をこすったり、球を転がすことができる(規則5.5b参照)。
規則13.1eに違反してパッティンググリーン、または目的外グリーンをテストしたことに対する罰:一般の罰。
複数の規則違反が1つの行為、または関連する行為の結果である場合、規則 1.3c(4)参照。

引用:http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/image/Rules_2019.pdf

つまり、グリーン面のテストとは、

  • グリーンの表面をこする行為
  • 球を転がす行為

これらをグリーン上で故意に行った場合にグリーンの状態をテストしたとされ2打罰が科せられることになります。

このことから、グリーン面を何かで刺す行為はグリーン面のテストには該当しません。そのためボールをマークする際にティーをグリーン面に刺してマークするのはペナルティとはならないのです。

なるべくならボールマーカーを使ったほうがいい

ボールをマークする際は、例えばですがグリーンフォークやスコア記入用の鉛筆でもルール上、問題ではありません。ですが、これらを使用してボールをマークするのはあくまでもボールマーカーが見つからないときなどの緊急処置として考えたほうが良いでしょう。

グリーン上にティーやグリーンフォークなどを刺したままでは同伴プレーヤーがラインを読んだり、パットをする際に視界に入って邪魔となる場合があります。

なるべくなら市販のボールマーカーやキャディマスター室前などにあるプラスチック製の鋲のついたボールマーカーを使用することが全員が気持ちよくプレーするためのマナーと言えますね!



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