ゴルフの初心者でドライバーが右に曲がる？スライスの直し方や練習法！

ゴルフの初心者に最も多い悩み。

それが、ドライバーが右に曲がるという悩みです。

駆け出しゴルファーの誰もが経験するこの悩み、実はとーってもシンプルなことが原因だったのです。

そこで今回は、初心者ゴルファーでドライバーが右に曲がる人必見！スライスの原因や練習方法についてご紹介しましょう！

ゴルフの初心者でドライバーが右に曲がるのはなぜ？

最初に、今回、このドライバーが右に曲がってしまうという初心者の方のレッスンでの目標は、

“右に曲がらず、目標よりも左方向に球が飛ぶようになること”です。

初心者の方が右に曲がるというミスをいきなりまっすぐ飛ぶようにするということは難しいことです。

この理由については後でお話ししますが、まずは、初心者がドライバーで右に曲がってしまう理由についてお話ししましょう！

ここを飛ばして訳も分からず練習すると後々分厚〜いシワ寄せがあなたを襲うことになってしまうのでここは飛ばさず読んでくださいね！

球が右に曲がる現象をスライスという

まず、球が右に曲がってしまうことをゴルフでは、“スライス”と言います。

ゴルフ初心者の方でもよく聞く単語ではないでしょうか？

このスライスは、世界中の初心者ゴルファーを悩ます厄介な奴なのですが、実はこの“初心者のスライスする原因は一つだけ”なのです。

では、初心者がスライスしてしまう原因とは一体なんなのでしょうか？

ゴルフ初心者がドライバーでスライスしてしまう原因とは？

ゴルフの初心者がスライスしてしまう原因とは、スイング中のクラブのフェース面(球の当たる面のこと)がターンしていないから。

これをわかりやすく説明すると、球を打つときのクラブのフェース面の“正しい動き”というのは、

“開いて閉じる”

ということ。

画像で説明すると以下のような動きをするのが正解です。
※画像ではわかりやすいようにアイアン(ドライバーではないクラブ)で説明しています。

ボールに当たる前は面が開いてきて

ボールに当たるときはまっすぐになり…

ボールに当たった後は面が閉じていく！

詳しく説明するととっても難しいので、簡単にざっくり説明すると、初心者の方はスライスするのはこれが出来ていないことが原因なのです。

なぜドライバーだけこの現象が起きやすいの？

余談ですが、なぜドライバーだけこの現象が起き、スライスしてしまうのかというと、ドライバーは、ほかのクラブに比べて長さがあるため、“振り遅れてしまう”ことがドライバーだけ極端に右に飛んでいってしまう原因です。

振り遅れることでフェース面が開いたまま当たり(球に当たるとき真っ直ぐが正解でしたよね)そのまま開いたまま球が飛んで行ってしまうのです。

短いクラブでは、振り遅れが少ないので球に真っ直ぐフェースが当たりやすく、右に飛びにくいということです。

あなたが目指すべきは中級者の悩み

このフェース面の正しい動きができるようになると、次に待っているのが中級者の悩みです。

つまり、このスライスを克服すればあなたは技術面では“ゴルフ中級者の仲間入り”ということです。

では、中級者の悩みとはどのようなことなのでしょうか？

それは、

“球が左に飛んでいってしまうこと”

なのです。

つまり、最初にお話ししたこのレッスンでの目標の、

“右に曲がらず、目標よりも左方向に球が飛ぶようになること”

は、中級者の悩みまでたどり着くということが目的となります。

ゴルフはいきなり全てが良くなるという事がないので一つ一つ確実に解決していく事が上達への近道なのです！

スライスの解決策は腕を返すということ！

では、初心者のスライスを直すためにはどうなれば良いのでしょうか？

スライスする原因、つまりフェース面がターンしない原因は、

“腕が返せていないから”

つまりは、スイング中に“腕を返す”動きができるようになればあなたのスライスは治ります！

では、腕を返せるになるためにはどのようなことが必要となってくるのでしょうか？

初心者のためのドライバーのスライスの直し方の基本！

まず、スライスを直すためにはチェックしておきたいポイントが３つあります。

実際に球を打つ前にこの確認だけは毎回怠らないようにしましょう。

スライスを克服するためにチェックしたいポイント3点

スライスを克服するためにまず、チェックしておきたいポイントが以下の3点です。

この3点で「腕を返せる振り方をする」ということについては、「正しいグリップ(握り方)をする」と「正しい腕の向きで構える」という事ができていないとできないということを覚えておきましょう。

わかりやすく言うと、“腕を返せる振り方のしやすいアドレス(構え方)をする”ことがポイントだということです。

正しいグリップ(握り方)をする

まず、あなたにチェックしてほしい握り方というのは、左手の握り方です。

ゴルフクラブを握るとき、左手を下から握ってしまうとスイング中、腕を返しにくくなってしまうので要注意です。

極端な例ですが、左手のグリップを上から被せるように握ってみてください。

時計反対回りに腕を回した時に、下から握った時と比べてどちらの方がクラブのフェース面が大きく回せたか確認してみると腕の返せる範囲の自由度が実感できるはずです。

下から握ると…

２５〜３０度程度しかフェース面が回転しないけれど

上から被せるように握ると…

４５度まで回せる！

ゴルフグリップの正しい握り方は、握った時の左手の親指と人差し指の間にできる線の延長線上に左の股関節あたりになること！

これが、ゴルフクラブの正しい左手の握り方です！

正しい腕の向きで構える

次にチェックしてほしいポイントが、ゴルフクラブを構えた時のあなたの肘の裏側の向きです。

正しい構え方は肘の裏側が上を向いた状態が正解。この、肘の裏側が内側を向いてしまうとスイング中、腕が曲がりやすくなってしまい、腕が回転しない原因となってしまいます。

腕が回転しないと手首も返せなくなってしまうので、結果的にフェース面がターンしずらくなってしまいます。

でも、正しく肘の裏側が上を向いた状態で構える事ができていれば、スイング中、腕が伸びて腕が回転し、手首も返しやすくなります。

肘の裏側が内側を向いていると…

手首が返せずフェースがターンしない

肘の裏側が正しく上を向いていれば…

手首が返しやすくフェースがしっかりターンする！！

腕を返せる振り方をする

さて、「正しいグリップ(握り方)をする」と「正しい腕の向きで構える」の２つのポイントを押さえたところで今回のメインディッシュに入って行きたいと思います！(今夜のメインディッシュは何かな♩)

今日からでも取り入れることのできるスライス矯正練習方法で、右曲がりのドライバーともおさらばしましょう！

ドライバーのスライス矯正練習方法｜初心者でも簡単練習法とは？

ここからは、わかりやすくポイントごとに説明をさせていただきますね。

全てのポイントをしっかり押さえて練習に取り組んでくださいね！

【ポイント１】腕とクラブを９０度にする素振り！

まずは球を打つ前に練習で行うポイントを素振りで確認しましょう。

スイング中には、腕が地面と平行になるタイミングが２回あります。

それは、クラブを上げたときと球を打ったあと。

このとき、“正面から見た時にクラブが真上に向いている”ことがポイント。

つまり、“腕が地面に平行になった時に腕とクラブが約９０度になっていること”

これが今回のレッスンの最大のミソです！

腕が地面と平行な時にクラブが真上を向く…

腕が地面と平行な時に…クラブが真上を向く！(2回目)

ちなみに後ろから見た時に地面とクラブは平行にはならないので注意しましょう！

後ろから見た時はクラブは斜めになるので注意！
あくまでも、“正面限定”です！(日本人は限定という言葉に弱いんですよね…)

【ポイント２】フルスイングでは練習しない！

フルスイングとは、１００%の振り幅のことを言います。

この練習をするときは必ず“肩の高さから肩の高さ”の振りでボールを打つようにしましょう。

ちなみに、スライスで悩んでいる方はフルスイングで打つよりもこの「肩から肩スイング」の方が飛距離が出るという都市伝説があるほど効果的な練習法です。

ほかの練習方法を試す場合でもこの「肩から肩スイング」は覚えておきましょう！

肩の高さから…

肩の高さ！

球があるとつい、めい一杯振りたくなってしまいますが、その気持ちをぐっと押さえて「肩から肩のスイング」を心掛けましょう！

【ポイント３】左に飛び始めたらOK！

さて、上の二つが正しくできているのならばあなたの打った球は、

“狙った方向よりも左に飛んでいる”はずです！

もし、左に飛んでいない場合は、

・正しいグリップ(握り方)をする
・正しい腕の向きで構える

を、もう一度確認して、素振りで「腕が平行&クラブが９０度」であることの確認と、「肩から肩スイング」で球を打つ練習を心がけましょう！

スライスは初心者ゴルファーの最大の敵！

いかがでしたか？

では今回のレッスンを軽くおさらいしましょう。

少し多いかもしれませんが、特に覚えておきたいのが後半の４つ。

この４つをしっかり押さえて練習すればスライスの悩みは綺麗さっぱり解消されること間違いありません！

目標より左に飛び始めたら次は中級者の悩みに突入します。

初心者の悩みをさっさと抜け出し、グングン上達しちゃいましょう！

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