ティーショットで豪快に空振りをしてしまった…。こんなゴルフの恥ずかしい一場面、この場合のペナルティってどうなるのでしょうか？
「まだホールをスタートする前だし、これは罰ではないよね？」や、「いや、どこでだろうと素振りも一打だ！」という様々な意見が割れるこのティーイングエリアでの空振りのルール、あなたは正確に答える事ができますか？
そこで今回は、ティーショットで空振りしてしまった場合のルールについてご紹介させていただきましょう。
ゴルフのルール ティーショットでの空振りの罰は？
GACライターのBUNTAです。
ゴルフのティーショットは人に見られていることもあり緊張してしまうもの。それが原因で空振りした経験のある方も少なくないのではないでしょうか？
ルール上、空振りはノーペナルティとなります。
ただし、ペナルティはありませんが空振りは１打とみなされるため次のショットが２打目というのがルールです。これは、すでにインプレーの球(ティーショットを打ち終えてプレーが始まっている球)とみなされるため、打つ意思を持って行った空振りは１打という扱いとなるためです。
では今回の話題であるホールをスタートする前のティーショットの場合でもルール上では１打と見なされるのでしょうか？
【関連記事】新ルールでの空振りのペナルティについてはこちら▽
ティーショットでの空振りの打数のカウント方法や新ルールでの変更点
ティーショットで空振りをしてしまった。この場合でも空振りは１打としてカウントします。球がプレーのどの時点あったとしてもルール上、空振りは打つ意思があったとみなされるためです。そのため、ティーショットでの空振りは１打と数え次のショットが２打目ということになります。
ティーショットで空振りした球に触れてしまった場合は？
ここでよくある事が、ティーショットで空振りした球に触れてしまうことです。空振りをした恥ずかしさと緊張で訳も分からずボールに触れてしまったという話は実はよくあることなんです。
これは以前までならすでにインプレーの球を触れてしまったということでペナルティの対象でした。ちなみに以前までは空振り１打＋距離とストロークのルール適応で１打罰(誤所からのプレーには当てはまらない)で次で３打目でした。
しかし、２０１９年のルール改正でインプレーの球がティーイングエリア(旧ティーグラウンド)にある場合は罰なしで拾い上げたり動かせるというルールに変更となりました。
そのため、ティーイングエリアで空振りした球に触れてしまっても無罰でプレーを再開する事ができます。
空振りの勢いで球がティーから落ちた場合は？
では、空振りの勢いで球がティーから落ちた場合はどうなるのでしょうか？例えば、素振りの風圧で球が落ちた場合や球にカスってティーから球が落ちたケースです。
こういった場合でも、球がティーイングエリアから出てさえいなければ無罰で拾い上げたりティーアップし直す事が許されています。ちなみにこのとき、球を新しいものに交換することも可能です。
以下、ルール規則：インプレーの球がティーイングエリアにある場合より引用。
規則6.2ｂ(6)
インプレーの球がティーイングエリアにある場合。
プレーヤーのインプレーの球がストローク後に(例えば、ティーアップされた球を空振りした)、
または救済を受けた後にティーイングエリアにある場合、プレーヤーは次のことができる：
••罰なしに球を拾い上げたり、動かす(規則9.4b例外1参照)。そして、
•• (2)に基づいて、ティーイングエリアからティーアップ、または地面から
その球か別の球をプレーするか、球をあるがままにプレーすることもできる。引用：http://www.jga.or.jp/?page_id=1857
ティーイングエリアにある球は無罰で動かせる
最後に今回のルールをおさらいしておきましょう。
- ティーショットでの空振りは無罰ですが１打とみなされ、次で２打目となる
- ティーイングエリアで空振りした球は無罰で触れる事ができる
- 空振りの勢いでティーから落ちた球はティーイングエリア内にあれば無罰でティーアップし直す事ができる
ティーイングエリアにおいてのルールは２０１９年のルール改正により罰則が緩和されました。ちなみに素振りに関するルールもルール変更があったので併せて参考にしてみてくださいね。
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