朝一のティショットやコンペでのティショットなど、ラウンド中にプレッシャーのかかる場面ってありますよね。そんな時、あなたはどのような方法で緊張をほぐしていますか?
プロゴルファーでも難しいプレッシャーのかかった場面での緊張のほぐし方、実はこの緊張には、あなたの呼吸の仕方が関係しているのかも?
そこで今回は、ゴルフのティショットで緊張をほぐす呼吸法についてお話しさせていただきますね!
ゴルフのティショットで緊張をほぐす方法とは?
こんにちは!GACライターのBUNTAです!
朝一のティショットやコンペでのプレッシャーのかかった場面では緊張して思うようにショットが打てないという人も多いのではないでしょうか?
そもそも、緊張をしないようにする方法があればいいのですが、緊張しないようにするのはプロスポーツ選手でも難しいと言われています。
緊張をほぐすカギは呼吸法にあり!
もし、「緊張するな!」と言われて緊張せずティショットを気持ちよく打てるなら、あなたはきっと、百戦錬磨の古株プロゴルファーほどのメンタルの持ち主なのでしょうが、そうではありませんよね。普通は誰だって緊張はします。
緊張をしない方法を見つけるのは至難の業かもしれません。が、実は今日からできる緊張をほぐす簡単な方法はあるのです。そのカギとなるのが、あなたが今もしている呼吸です。
人は緊張すると口呼吸になる
緊張していると喉が渇くという話を聞いたことはありませんか?
実は、これは人が緊張しているとき口呼吸になってしまっていることが原因なのです。そもそも、人間の呼吸とは鼻から吸って鼻で吐くのが正しい呼吸です。
しかし、人は緊張すると酸素をより多く体内に取り込もうと口で呼吸をし始めます。そして吸いすぎた息を全て吐き出すことができず、次の呼吸でまた大量の息を吸うことで筋肉や体が緊張して力が入った状態になってしまうのです。
世界トップクラスのプロゴルファーでも緊張から口呼吸をしてしまうということもあります。2019年の全英オープンで優勝したシェーン・ローリーが全英オープン最終日の1番ホールスタート時、解説では「口が開いている」と指摘されていました。緊張での口呼吸による体の硬直が原因なのか、案の定、ローリーのショットは一打目を左に引っ掛け、2打目もミスショットでグリーンはるか手前のバンカーに入っていました。
緊張した時は鼻呼吸を意識するとほぐれる
実は緊張からの口呼吸で口が開いてしまう現象はスポーツ選手に限らず、テレビに映る芸能人や大事なプレゼンを控えたサラリーマンなどにも現れます。
「この人緊張しているのかな?」と、思ったらその人の口に注目すると緊張が目で見てわかるかもしれませんね。
もし今、自分が緊張しているなと思ったら意識してみるとわかるかもしれません。口呼吸になっていませんか?これを鼻呼吸での呼吸を意識して行うことで体の緊張がほぐれるかもしれませんよ。
緊張したときはティショット前の深呼吸が大切
では、ゴルフで「緊張しているな…」と思った時は、どうしたら解決するのでしょうか?
もちろん鼻呼吸をするというのが緊張をほぐすカギではあります。ただ、緊張をほぐすためにはちゃんとした正しい深呼吸をして体の力を抜いてあげることが大切なのです。
ゴルフのティショットで緊張しないための呼吸法とは?
正しい深呼吸とは?
突然ですが、ここで一度、深呼吸をしてみてください。
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いかがですか?体の緊張はほぐれましたか?
緊張をほぐすためのカギは深呼吸で体の力を抜いてあげるということです。「深呼吸をしてください」と言われると9割以上の方が先に息を吸います。
実は、この深呼吸が間違っているのです。
深呼吸とは、まず最初に息を吐き出すことが大切です。口から細く息をスーっと吐き出して体内の空気を全て吐き出してから鼻で息を吸って、また口から全ての息を細く吐き出すのです。
アドレスに入ったときの呼吸
緊張している人はボールを打つとき、息を止めているか吸っています。すると、体に余分な力が入り、筋肉が硬直して動きがぎこちなくなってミスをしてしまうのです。
普通では、ボールを打つとき人は息を吐いています。プロゴルファーでも打つ瞬間に「ウッ」と声を出す人がいますが、これは息を吐いているからなのです。
ティショットの緊張をほぐす深呼吸方法
緊張をほぐすことで大切なのは、鼻呼吸と正しい深呼吸方法ということでした。
では、実際のティショットで体の緊張をほぐす深呼吸の方法を見ていきましょう。
アドレスに入る前に深呼吸をする
まず、アドレスに入る前に、一度深く深呼吸をしましょう。深く深呼吸することで体の緊張をほぐす効果があります。
深呼吸の方法は、
2. 胃を広げるように鼻から空気を吸う
3. 1と同じように口から息を細くスーッと全て吐き出す
こうすることで、全身の筋肉の硬直がほぐれ、緊張を和らげることができます。
クラブを上げる前は息を鼻から吐く
アドレスに入り、クラブをあげる前にもう一度鼻から息を吐きます。この吐く息の長さは1、2秒程度で結構です。
ここで口から息を吐いてしまうと全身の空気を全て吐ききってしまい、結果呼吸が止まってしまうためリラックスした状態でスイングができません。
鼻から吐くことで、全ての空気を吐き切らないように体内の酸素の量を調節します。
歩き始めてからは鼻呼吸を意識
全ての緊張がすぐにほぐれるということはありません。ティショットを終えた後でも実は解けるのに少し時間が掛かります。なので、ティショット後は鼻から吸って鼻で吐く鼻呼吸を意識するようにしましょう。
歩き始めてからもそうですが、ラウンド中は鼻呼吸を意識するとリラックスした状態でプレーすることができます。
普段から緊張しやすい人は日常生活からこの鼻呼吸を意識してみてください。緊張しない方法というのは難しいですが、呼吸を整えることで、緊張しずらい落ち着いた状態を作ることはできるのです。
正しい呼吸は心も体も整える
いかがでしたか?
緊張は心の問題と思われがちですが、緊張してパフォーマンスが落ちるのは緊張により体が硬直することが原因です。緊張してしまうのは仕方がないことです。大切なのは緊張と向き合ってどうそれを対処するかが程よい緊張を保ちつつ体はリラックスした良いプレーをするコツです。
ぜひ次のラウンドで試してくださいね!
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