東京オリンピックのゴルフ競技の出場資格 オリンピックランキングとは?
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オリンピック前大会のリオ大会ではゴルフが112年ぶりに復活した事でも話題となりました。そしてそのオリンピック競技としてのゴルフが2020年、ついに日本で開催されます。

この各国を代表するプレーヤーの集まるオリンピックゴルフ競技では、各国の選手が平均的に参加できるオリンピックランキングという仕組みを取り入れて開催されます。

ですが、このオリンピックランキングとは一体どんなランキングなのでしょうか?

そこで今回は、東京オリンピックのゴルフ競技の出場資格やオリンピックランキングについて説明させていただきます。

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東京オリンピックのゴルフ競技の出場資格や代表選出方法は?

GACライターのBUNTAです。

2020年開催の東京オリンピックのゴルフ競技は、男子が7月30日、女子が8月5日からの4日間、埼玉県川越市にある名門ゴルフクラブ、霞ヶ関カンツリー倶楽部で開催されます。

オリンピックのゴルフ競技の出場選手枠は男女60枠ずつであり、男子は20年6月22日、女子は同29日の時点での出場条件を満たしている選手に出場資格が与えられます。

オリンピックゴルフ競技の出場資格は、IGF(国際ゴルフ連盟)の定めたオリンピックランキングの上位60選手に出場資格が与えられます。

このオリンピックランキングは全部で5つの条件から決定されます。


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ゴルフのオリンピックランキングとは?

オリンピックランキングとは世界ランキングを基準としてオリンピックに参加できる条件を満たした選手をランキング化したものです。その参加資格は、以下の5つの条件に該当する選手から順番に与えられます。

ゴルフの世界ランキング上位15位は自動的に出場権を得る

東京五輪への優先出場権が与えられるのは、男子は20年6月22日、女子は同29日時点でのPGAツアー国際連盟が定める世界ゴルフランキング(女子はロレックス女子ゴルフ世界ランキング)のランキング上位15名の選手です。

ただし、この15名の中に同じ国の選手が4名以上いる場合、その国の選手は最大4名までしか出場できません。例えば、2019年7月現在の世界ランキングでは米国の選手が10人いるので6名には出場資格が与えられません。

残りの45枠は世界ランキング16位以降から各国最大2名まで

オリンピックのゴルフ競技の出場枠数は60枠という事でしたので、残りの45名の選出は世界ランキングの16位以下の選手から各国2人になるまで順番に選出されます。

各国2人になった時点でその国の他の選手は出場権が与えられず、他の国の選手に出場権が繰り下げられます。

2019年7月現在の世界ランキングではスペインのジョン・ラームが7位にいますので、スペインの残りの枠は1枠しかなく、世界ランキング35位のラファ・カブレラレローに出場権は与えられますが世界ランキング39位のセルヒオ・ガルシアは与えられません。

一カ国の選手が同ランキング15位以内に1人いる場合は16位以下からは1名のみ選出

世界ランキング15位までの選手に与えられる出場枠は優先的に与えられるものであり、各国の出場上限人数枠から除外という意味ではありません。

世界ランキング15位以内に一カ国に1人すでに出場権を得ている場合はその国の出場枠は残り1枠となります。16位以下に対象選手がいる場合はあくまでも各国合計2人が上限です。

開催国は最低1枠が世界ランキング最上位選手に与えられる

オリンピックゴルフ競技では大会開催国の選手が出場資格60位以内にいなかった場合、開催国の選手に優先的に最低1枠が与えられるため、その国の世界ランキング最上位者に出場権が繰り下がります。

5大陸ごとにオリンピックランク最上位各1名の出場資格が与えられる

5大陸(アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)ごとに上記の該当選手が1人もいない場合は、開催国と同じく、その大陸の各1名ごとにも出場資格が与えられます。

オリンピックランキングでは各国の代表を均等に60人選出する

オリンピックランキングは、IGF(国際ゴルフ連盟)が世界ゴルフランキングをオリンピックの出場資格である上記で紹介した5つの条件に当てはめて順当に60名を選出したランキングのことです。

オリンピックランキングについて上記の5つの条件を当てはめて簡単に説明していきましょう。

オリンピックの出場枠は単純に世界ランク上位60位に与えられるものではありません。オリンピックの出場資格はほとんどの競技に、国別枠、5大陸別枠、開催国枠など、様々な制約があります。

まず、オリンピックゴルフ競技で最も優先される出場枠は世界ランク上位15名です。そこに入っている選手は各国4人(上位)まで認められ、16位以下は各国2人まで出場資格を得ることができます。つまり、その国の選手が15位以内に入っていればその国は出場枠を2名から4名に増やせるということです。

つまり、世界ランキングの順位1位から順番に出場権が割り振られ、15位までに4人までの同じ国の選手がいれば4人まで出場でき、16位以下からは15位以内の選手を含め2人になった時点でその国の他の選手は出場権利対象外となり、他の国の選手に出場権が与えられるのです。

こうして選ばれた60人の中に、開催国の選手、もしくは5大陸で1人も含まれていない大陸の選手がいれば、対象となる国、または大陸の世界ランク最上位の選手が優先されて出場権を得ることができます。

東京オリンピックゴルフ競技の日本人の出場選手は?

2019年7月時点で発表されているオリンピックランキングでは男子からは松山英樹(14位)と今平周吾(31位)、女子からは畑岡奈紗(6位)と鈴木愛(17位)が選出されています。

もちろんゴルフファンの1番の心待ちは松山の日の丸を背負った姿。オリンピックに伴い、米PGAツアーではオリンピックのゴルフ競技の開催期間中は例年までの試合をずらしてオフウィークとすることも発表。さらには今回のオリンピックは東京開催ということもあり前回辞退した松山の出場にも期待できるのではないでしょうか?



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