ゴルフのティーショットの打つ順番を間違えた!新ルールでの打順間違いは?

ラウンド中、うっかりティーショットの打順を間違え先に打ってしまった…という経験はありませんか?

誰もが一度は経験のあるこんなうっかりミスですが、でも、「もしかしてこれってペナルティ?」と思ったことありませんか?

今回はそんなゴルフの打順間違いに関するルールについてお話しさせていただきますね!

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ゴルフのティーショットで打つ順番を間違えた場合は?

こんにちは!GACライターのBUNTAです!

ラウンド中によく「先に打っといて!」という会話ってありますよね?準備ができてないからティーショットを先に打っておいて欲しい時によく聞く会話ですが、これはルール的にはどうなのでしょうか?

普通は前のホールのスコアの良い順にティーショットを打つものですよね。それを打順を変えて打つのは「もしかしてこれって正式にはペナルティなんじゃ…」とふと思ったという方も少なくないでしょう。

このティーショットの打順は、打つ順番を間違えて打ってしまったとしても無罰で打ち直す必要もありません。

このルールに関してはマナー的な要素が強いものではあります。そもそもティーショットを最初に打つ権利のある人のことをゴルフではオナー(Honor)という言葉は「名誉」という意味がありティーショットを最初に打つというのは名誉あることであるとされているのです。

なので、もし打順を間違えた場合は素直に同伴者に一言謝罪の言葉を入れるようにしましょう。

ゴルフの新ルールでは打順間違いの処置方法は?

この打順に関するルールはルール規則にも明確に記載されており、“ティーショットを打つ順番は前のホールのスコアの良い順に打つべきである“という記載があります。

ただし、2019年のルール改正により新たな項目が追加されていて、「レディーゴルフ」でプレーすることが認められ、推奨されるようになりました。

レディーゴルフの推奨とは?

レディーゴルフとは、間違った順番でプレーすることへの罰則はなく、安全を間違いなく確保できる方法で違った打順でプレーすることが認められ推奨されることです。

わかりやすく言うと、“安全が確保できる状態なら準備のできた人から優先的にショットを打って良い”ということです。

ティーショットはあくまで前のホールのスコア順で打つべきである

ただし、これは時間節約や利便性(例えば先に打つプレーヤーのティーショットが前の組に届きそうな所にいて飛ばない人を優先的に打たせるなど)を他のプレーヤーも同意した場合に限り、ティーショットは基本的には前のホールのスコアの良い順に打つべきであるとされています。

以下ルール規則6.4b(1)(2)より

【ルール規則6.4b】
(1)通常のプレーの順番より抜粋
• ホールのグロススコアがその組で最も少ないプレーヤーが次のティーイングエリアでオナーとなる。2番目にスコアが少なかったプレーヤーがその次にプレーするべきで、その後も同様となる。
• ホールで複数のプレーヤーが同じスコアの場合、そのプレーヤーたち は前のティーイングエリアと同じ順番でプレーするべきである。
• ハンディキャップ競技であっても、オナーはグロススコアに基づく。

(2)安全を間違いなく確保できる方法で違う順番でプレーする(レディーゴルフ)より抜粋
プレーヤーは次のような場合、安全を間違いなく確保できる方法で違う順番 でプレーすることが認められ、推奨される:
・複数のプレーヤーが利便性や時間節約のためにそうすることに同意した。
・(1)に基づいてプレーする順番のプレーヤーがまだプレーする準備ができていない状態で、他のプレーヤーを危険にさらしたり気を散らしたり、妨げとなることなく、先にプレーする準備ができているプレーヤーがいる。しかし、(1)に基づいてプレーする順番のプレーヤーがプレーする準備ができていて、先にプレーしたいという意思を示している場合、他のプレーヤーは通常はそのプレーヤーがプレーをするまで待つべきである。プレーヤーは他のプレーヤーたちより優位に立つために違った順番でプレーするべきではない。

引用:http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/image/Rules_2019.pdf

つまり、ティーショットを先に打つ権利は前のホールのスコアの良かったプレーヤーにありそのプレーヤーが準備のできていない場合に限り、そのプレーヤーまたは他のプレーヤーの同意を得てから先に打つこともできます。ただし、黙って先に打ってしまうのはゴルフのエチケットマナー的に良くないということです。


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ティーショット以外ではレディーゴルフが推奨されている

ティーショットのようにプレーヤー全員が同じ場所から打つような場合は基本的には打順を守るべきだとされていますが、それ以外のショットではその状況によって利便性や時間節約のため準備のできた人から優先的にショットを打つことが推奨されています。

以前まではセカンドショット以降も打順はホールから遠い順番に打つことがマナーとされていましたが、スロープレー防止の観点から安全を間違いなく確保できる状態であれば準備のできた人から優先的に打つことが認められているのです。

一人のプレーヤーが有利になるように故意に打順を変えるのは罰則がある

打順を間違えたり、時間節約や利便性の観点から打順を変えることに罰則はありませんが、一人のプレーヤーを有利にするために打順を変えてプレーした場合は各プレーヤーごとに2打罰が課せられるので注意しましょう。

例えば、パー3などである特定のプレーヤーのために他のプレーヤーが風や距離を見せるために先に打ったりするような行為は悪質なプレーの補助となりそのプレーヤーおよびそれを黙認したプレーヤー全てのプレーヤーがペナルティの対象となります。

打順を間違いはルールよりもマナー

いかがでしたか?

打順間違いはルール上、無罰で打ち直しする必要はありません。(ただしマッチプレーの場合は打ち直しの場合があります!)

しかし、基本的な概念でティーショットの打順は前のホールのスコアの良い順に打つのがマナーです。間違えてしまった場合は素直に同伴者に謝罪した方が良いでしょう。

みんなが気持ちよくプレーできるように紳士的なエチケットマナーを身につけましょう!

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