ゴルフのルール バンカー内でレーキに当たった!動かしてボールが転がったら?

バンカーにボール入ったとき、バンカー内にレーキを持ち込むという事がありますね。

でも、一発でバンカーから脱出できず転がってきたボールがレーキに接触…

こんなレーキにまつわるルール、ちゃんと知っておかないと損をしてしまう可能性もありますよね?

今回はそんなバンカー内に置いたレーキとボールが接触した時のルールについてお話しさせていただきますね!

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ゴルフのルール バンカー内のレーキにボールが接触したら?

こんにちは!BUNTAです!

広いバンカーに捕まってしまったとき、バンカー内にレーキを持ち込んで自分のそばにレーキを置いてバンカーショットをする…ということはよくある事ですよね?

これ自体はご存知の通りルール上では何の問題もありません。

ですが、“バンカーから一打で脱出できずバンカー内に転がり戻ってきたボールがレーキに接触してしまった!”

そんな場合、どういった処置をするのが適切なのでしょうか?

ボールがバンカーレーキに接触しても無罰

結論から言うと、バンカー内に持ち込んだレーキに打ったボールが転がって接触しても“無罰”となります。

バンカーレーキはルール上、“動かせる障害物”として扱われます。

動かせる障害物に当たった球は、止まったところから無罰でプレーを継続する事ができます。

つまり現行のルール(2019年7月現在)では、

バンカー内に置いたレーキに球が当たった場合、無罰で球の止まった場所からプレーを続行

というのがゴルフ規則に則ったルールです。

以前はペナルティの可能性もあった?

補足するとこのルール自体は2019年のルール改正以前まではとても曖昧だったところなのです。

2016年以前のルールでは、バンカーレーキは今と同じ、動かせる障害物でした。

ですが、2016年のルールの見直しにより、“携帯品”という定義が新たに追加され、バンカーレーキがこの携帯品に該当するという規定もできました。

もちろん、自身が触れていない状態のバンカーレーキは動かせる障害物のままでした。

ですが、一度触れて持ち運んだ後のバンカーレーキは携帯品に該当する可能性があると何ともよくわからないルールだったのです。

しかし、現行のルール(2019年7月現在)ではバンカーレーキは用具と定義される様になった(現在のルール規定の定義には携帯品の記載はなくなっています)ため、”バンカーレーキは、プレーヤーもしくはそのキャディが運んでいる間のみ用具とみなされ、その時以外は動かせる障害物として扱われる”こととされています。

以下ゴルフルール規定より引用。

・用具 
プレーヤーやそのプレーヤーのキャディーが使用している、身に着けている、手にしている、運んでいる物。コース保護のために使用する物(例えば、レーキ)はプレーヤーかキャディーが手にしているか、運んでいる間に限り、用具となる。

引用:http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/image/Rules_2019.pdf


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バンカーでレーキを動かしてボールが動いたらペナルティ?

では、バンカー内でレーキに当たった球がバンカーレーキに寄り添った状態で止まった場合はどうしたら良いのでしょうか?

この場合も、”バンカーレーキは動かせる障害物という扱いになるので無罰で取り除く事ができる”ということです。

しかし、レーキを動かして一緒に寄り添っていたボールも動いたしまった場合はペナルティが課せられるのでは?と、心配になりますよね。

しかし、バンカーレーキは、“プレーヤー、もしくはそのキャディの手から離れた時点で動かせる障害物の扱いとなる”ためこの場合もノーペナルティとなります。

“動かせる障害物を取り除いて動いた球は無罰で動く前の位置にリプレース”するのがルールなので覚えておきましょう!

ちなみにこれを元の動く前の位置に戻さなかった場合は誤所からのプレーで2ペナルティが課せられるので注意しましょう。

ボールがバンカーレーキに当たりそうになったので動かしたらペナルティなので注意!

ちなみに、打ったボールがバンカー内に転がり込んできた時に、”バンカーレーキに当たりそうなので慌ててバンカーレーキを動かしてボールがレーキに当たるのを防いだ場合”はどうでしょうか?

この場合は、ルール上、ペナルティが発生するので注意が必要です。

解説すると、インプレー時、球の動きに影響を与える可能性のある物を動かしたり、取り除いたりすると2打罰が課せられます。

球の動きに影響を与える可能性がある物で動かしても良いものの例外はルール規則に記載があり、それ以外のものは基本的には動かす事ができません。

球の動きに影響を与える可能性がある物で動かしても違反にならないのは規則11.3の例外に記載されており、

・取り除いたり付き添っている旗竿
・プレーヤーの用具(自分や他のプレーヤーのクラブなど)
・グリーン上で止まっている球

の三つが該当します。それ以外はインプレー時は球の動きに影響する可能性のある場面で動かすと違反になるので覚えて置いてくださいね!

バンカーレーキは動かせる障害物

いかがでしたか?

まとめると、バンカーレーキは基本的には動かせる障害物ルールを当てはめて考えれば良いという事ですね!

2019年のルール改正後はその定義も固定してプレーヤー、またはそのキャディが触れている時だけは用具として扱われるという事です。

ちなみに、ボールがバンカーに戻らないようにバンカー淵にわざと置いたりするのも球の動きに影響を与える可能性があるので球に当たる当たらないに関係なく違反になるのでそんなことは絶対にしないようにしてくださいね!(常識的に考えて…!)



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