あなたはゴルフのアドレスでは、“力を入れて”構えていますか?
多くのアベレージゴルファーを見ていると皆さんどこかしらに力を入れてアドレスを構えているように見受けられますね。でも、ゴルフのアドレスでは、体の力を抜いた方が飛んで曲がらない球を打つことができるのです!
そこで今回は、ゴルフのアドレスと体の力の関係性についてご紹介させていただきますね!
ゴルフのアドレスでは力を抜く?それとも力を入れる?
GACライターのBUNTAです!
あなたは、「アドレスが力み過ぎ!もっと力を抜いて構えて!」と言われた経験はありませんか?
確かに、ゴルフのアドレスで最も大切なことは体の力を抜いたリラックスした状態で構えることです。でも、力を抜いたら緩んだアドレスになってしまうのでは?と疑問を持つのではないでしょうか?
この体の力を抜くということを正確に表現するのであれば、“アドレスでは上半身には力を入れない”というのが正しい表現です。
アドレスで上半身に力が入ることはスイングでの体の回転の邪魔をする
まず、アドレスで上半身に力が入っていると以下のようなデメリットがあります。
【アドレスで上半身に力が入るデメリット】
- 首がすくむ(肩が上がったアドレス)
- アドレスが猫背になりやすい
- 手首が使いにくくなる
これらのデメリットは、“体が回転しにくくなるという悪影響をスイングに与えます。”
体が回転しないとバックスイングで手首が使いにくくなり肩の回転不足となった結果、飛距離のロスや球筋の不安定さを生んでしましまうのです。
ゴルフのアドレスで上半身の力を抜く3つのメリット
そもそも、体に力が入ることでのデメリットは体が回転しにくくなるということでしたが、一方で上半身の力を抜くことで“体の回転がしやすくスイングのスピードが一定になる”というメリットがあります。
では、上半身の力を抜くことでの体の回転やスイングスピードに与えるメリットについて見ていきましょう。
メリット1:始動がスムーズになる
アドレスで上半身の力を抜くことでの最大のメリットはスイングの始動がスムーズになることです。
上半身が力んだ状態でスイングをするとスイングの出だしのスピードが速くなり、結果的に早打ちになってしまうというリスクがあります。早打ちは体や肩の回転が十分に行えず、切り返しが速くなることで結果的にスイングスピードが減速してしまうということに繋がります。
上半身の力を抜いた構えをすることで、スイングの始動のスピードが一定となり、肩の回ったゆったりとした余裕のあるバックスイングができるようになります。
その結果、スイング全体のスピードも安定し、飛距離アップにも繋がるのです。
【関連記事】バックスイングでの正しい肩の回転量についてはこちら▽
メリット2:コックが正しく使える
上半身が力んだ構えをしてしまうと自然と肩が上がって首のすくんだ形のアドレスとなってしまいます。首のすくんだアドレスは腕の力が入った力み過ぎたアドレスとの原因となってしまいます。
腕の力が入ることで始動がスムーズに行えず、腕を巻いたり正しいコックが使えない恐れがあるのです。
上半身の力を抜くことで、首もすくまず、自然と肩の位置も下がった余裕のあるアドレスとなります。
さらに、肩の位置が下がることで腕の力も抜けやすくなり体も回転しやすくなるというメリットがあるのです。
【関連記事】コックの正しい使い方についてはこちら▽
メリット3:どっしりとした構えができる
上半身の力を抜くことでプロのような重心の低いどっしりとした構えができるようになります。
上半身が力むことでアドレス時、背中の丸まった猫背のアドレスになってしまう可能性があります。猫背になることで同時に腰が上がってしまい、重心がフワッと浮いた構えになってしまうのです。
重心の浮いたアドレスでは、体の回転はもちろん、体重移動もうまくできません。
上半身の力を抜いて骨盤に角度をつけてあげることでプロのようなどっしりとした印象のアドレスになるのです。
上半身の力を抜くことで始動が安定しスイングがスムーズになる
上半身の力を抜けたアドレスをすることで、始動がスムーズに安定し、肩が回って体の回転がしっかりできるスイングになります。
逆に上半身に力みのあるアドレスは早打ちになりやすく結果、ボールに力の伝わりにくい手打ちスイングになってしまう危険があります。
余裕のある安定したスイングをするためには力を抜いたアドレスで構えることが大切なのです。
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