2019年から大幅に変わったゴルフのルール。
新ルールではアマチュアゴルファーがプレーをスムーズに行えるようにとのことで新しい救済処置が多く追加されました。
「でも、新しいルールはやっぱり慣れないと難しい…」そんな多くの声が寄せられていますね。
そこで今回は、2019年から実装された新ルールの中でも多くのアマチュアが疑問を抱える「OBの処置方法」について簡単に解説しますね！
Contents
ゴルフの新ルールでOBの処置方法とは？
ゴルフの新ルール「OBの処置」はほとんどのアマチュアゴルファーの方が覚える必要のあるルールです。
そこで多くの疑問が寄せられているのが、
・どこにドロップすればいいの？
・次で何打目？
・暫定球を打った場合はどうする？
・打ち直しに戻ることは可能？
これらの疑問の中から今回は、“OBだった場合のドロップの位置”について解説させていただきますね。
新ルールでのOBだった場合のドロップの場所は？
まずはこちらをご覧ください。
a.元の球がコース上に止まったと推定される地点。または、アウトオブバウンズとなったときにコースの境界縁を最後に横切ったと推定される地点。
b. フェアウェイの基点:球の基点に最も近く、しかし、球の基点よりホール に近づかない、プレーしているホールのフェアウェイの地点。 このローカルルールのために、「フェアウェイ」とはフェアウェイの長さか それ以下に刈られたジェネラルグエリアの芝の区域を意味する。 球がフェアウェイまで届かないコース上で紛失したり、あるいはフェアウェ イまで届かないコースの境界を最後に横切ったと推定される場合、フェア ウェイの基点はフェアウェイの長さかそれ以下に刈られたプレーしている ホールの芝の通路やティーインググラウンドであることがある。
引用：http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/rulebook/ch410/ch410_a.html/
これは、JGA(日本ゴルフ協会)のホームページから引用した記述です。
これを分かりやすく説明すると、打った球がOBだったとき、“ドロップの選択肢は二つある”ということです。
その選択肢とは、
・球のなくなった、もしくは最後に横切った付近
・球のなくなった、もしくは最後に横切った地点に最も近いフェアウェイ
この二つです。
ゴルフの新ルールではOBのときフェアウェイのどこから打てる？
まずは先に、２つ目の“球のなくなった、もしくは最後に横切った地点に最も近いフェアウェイ”について解説しましょう。
OBだったらピンに近づかない最も近いフェアウェイから
打った球がOBだった場合、OBになったとされる地点(最後にOBの境界線を横切ったと思われる場所)から最も近く、“ピンに近づかないフェアウェイ”に出すことができるのです。
ちなみに、フェアウェイの真ん中から打てる訳ではないので要注意！
近づかない位置から最も近いフェアウェイとラフの境目から２クラブレングス以内(クラブ２本分)にドロップすることができます。
フェアウェイに届かない位置でOBになった場合は？
もし、OBに届かない位置でOBになってしまった場合、例えば、フェアウェイより手前でOBになってしまった場合はどうすれば良いのでしょう？
この場合は、
フェアウェイの芝の長さに最も近いとされるジェネラルエリア(ティグランドやフェアウェイに続く花道)からプレーすることができます。
このジェネラルエリアからプレーする場合でも、ラフトの境目から２クラブレングス以内に球をドロップしてプレーすることができます。
ゴルフの新ルールでOBの付近とはどこのこと？
ではもう一つの選択肢“球のなくなった、もしくは最後に横切った付近”の説明をしましょう。
おそらくこちらの処置を取られる方は稀だと思いますが、来たる日のために覚えておきましょう！
付近とはOBの線上の点のこと
この付近というのは、打った球がOBだった場合に、その球が最後に横切ったと思われるOBの境界線の地点のことを指します。
つまり、”OBの境界線上の点”のことです。
この点からコース側、ピンに近づかない方向に２クラブレングス以内に球をドロップするというのがこちらの処置方法。
ただし、OBの境界線付近から打つならフェアウェイから打つ選択肢をした方が賢明な判断と言えるでしょう。
ね？滅多なことがない限りこちらの処置を選択することはなさそうですよね。
後方線状なら永遠に下がってドロップできる
ちなみに、どちらの処置も、ピンに近づかないということが条件ですよね。
つまり、“ピンから遠ざかってはいけない”ということはないのです。
つまり、ピンに近づかないOBの境界線とフェアウェイにドロップでエリアとピンに近づかない位置の後方線上から２クラブの範囲が全てドロップ可能エリアとなるのです。
「え、全然ピンとこない…」
そんな方のために図解を用意しました。
出典：https://amagoru.x0.com/new-golf-rulu-2019
先ほどまで説明させていただいたのが、Aの地点とBの地点。
そして、OBだった時にピンから遠ざかってドロップしてもいいエリアが“Cのエリア”です。
今範囲内ならばどこにドロップしてもいいということですね。
例えば、フェアウェイのピンに近づかないギリギリの位置からだと「木が邪魔になって打てない！」そんな時に「後ろに下がって打つことができますよ〜」という使い方ができるということです！
OBの処置方法のポイントのおさらい
いかがでしたか？
今回の記事のおさらいは、まず、OBだった場合は、
・球のなくなった、もしくは最後に横切った地点に最も近いフェアウェイ
から打つことができる。
ということでした！
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