新型コロナウイルスの影響で当初予定されていた6月から12月に延期となった海外メジャー「全米女子オープン」。
感染への配慮から予選会が中止となり、与えられる出場資格も過去大会とは異なる新たなる出場資格が設定されています。
そこでこの記事では、USGA(米国ゴルフ協会)が発表した「全米女子オープンゴルフ選手権2020の出場資格」を紹介させていただきます。
全米女子オープンゴルフ選手権2020出場資格
6月から12月に延期となり、史上最も遅い開催の女子メジャーとなった「全米女子オープンゴルフ選手権」(12月10日〜13日/テキサス州チャンピオンGC)。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で予選会が中止となり、今大会の出場選手は有資格者のみとなり、2020年大会より変更された大会出場資格からさらに変更が重ねられて発表される形となりました。
USGAが発表した新たな出場資格は以下の通りです。
- 過去10年(2010-2019)の全米女子オープンゴルフ選手権の優勝者
- 2019年の全米女子オープンゴルフ選手権のスコア上位順10選手と10位タイまでの選手
- 2019年の全米女子アマチュア選手権の優勝者(プロ転向後でも可)
- 2019年の全米女子ジュニア、全米女子ミッドアマ選手権、全米女子アマチュア選手権の準優勝者(プロ転向後は不可)
- 過去5年間(2016-2020)のANAインスピレーションチャンピオンシップの優勝者
- 2016年〜2019年の全米女子プロゴルフ選手権(KPMG女子PGAチャンピオンシップ)の優勝者
- 過去5年間(2015-2019)のエビアン選手権の優勝者
- 過去5年間(2015-2019)のAIG全英女子オープンゴルフ選手権の優勝者
- 2019年のCMEグローブ最終ポイントランキング上位30選手
- 2019年の全米女子オープンゴルフ選手権から当初予定されていた同大会(6月1日〜7日)までにLPGAツアーと共同開催された大会の優勝者
- 2019年の全英女子アマチュア選手権の優勝者(プロ転向後は不可)
- 2019年のマーク・H・マコーマック・メダル(世界女子アマチュアゴルフランキング)の受賞者(プロ転向後は不可)
- 2020年のLPGAツアー公式の賞金ランキングよりエントリーの締め切り(11月11日)までに他の方法で出場資格を得ていない上位10選手
- 2020年のシメトラツアー(米女子ゴルフの下部ツアー)公式の賞金ランキングよりエントリーの締め切り(11月11日)までに他の方法で出場資格を得ていない上位5選手
- 2020年のロレックスポイントランキング(女子ゴルフ世界ランキング)の第11週(2020年3月16日)時点での上位75位までの選手
- 2019年の欧州女子ゴルフツアーの成績序列上位5選手と日本女子ツアー、韓国女子ツアーの賞金ランキング上位5選手
- 2019年の中国女子ツアーの賞金ランキング上位3選手
- 2020年のウォルマートNWアーカンソー選手権、キャンビアポートランドクラシック、ショップライトLPGAクラシックの10位タイまでの選手の中で他の方法で出場権を得ていない上位2選手
- 全米女子プロゴルフ選手権(KPMG女子PGAチャンピオンシップ)の10位タイまでの選手で他の方法で出場権を得ていない上位3選手
- 2020年11月4日までの世界女子アマチュアゴルフランキングのポイントランキング100位以内で11月4日地点で他の方法で出場権を得ていない上位20選手(プロ転向後は不可)
- USGAによって特例が認められた選手
現在すでに出場が決定している選手を除く残りの出場枠は11月9日時点の女子ゴルフ世界ランキングによって決定されます。
日本人からは昨年の「AIG全英女子オープン」の優勝者として渋野日向子や昨年大会5位の比嘉真美子、昨年の米女子ツアー「TOTOクラシック」に優勝した鈴木愛がすでに出場資格を保持しているほか、前年のCMEグローブポイントランキング上位の畑岡奈紗、出場枠が75位までの選手に拡張された女子ゴルフ世界ランキングより稲見萌寧、河本結、上田桃子、勝みなみらが出場権を手にしました。
変更予定だった出場資格への予選会中止による影響は?
USGAでは2020年より全米女子オープンの出場資格の大きな変更を行いました。最大の変更点は前年度の日本女子ツアー、欧州女子ツアー、韓国女子ツアー、中国女子ツアーの賞金ランキング上位者の出場権の撤廃や前年の米女子ツアーの賞金ランキング75位までの選手に与えられる出場権がCMEグローブポイント最終ランキング30位までと大幅に出場枠を減らしました。
一方、大幅に増えたのが女子ゴルフ世界ランキングで、これまでの上位50選手から上位75選手へ増やし、これまで出場者の少なかった予選会から勝ち進んだ選手の出場を増やす意向でした。
USGAでは、これにより今後の大会では世界ランキングをより重視するとともに、世界中の予選会からの出場枠を増やし、有資格者と予選会からの出場者を半々にしたいとのことだったのですが、新型コロナウイルスの拡大防止による全予選会の中止により、撤廃される予定だった欧州や日本、韓国、中国の各主要ツアーの賞金ランキング上位者も出場資格を得られるとしたほか、その他大会やアマチュア選手より出場選手の拡張を行うなどのさらなる変更を重ねる形で落ち着きました。
これによりすでに出場を決めている選手に加え、昨年記録した歴代最高記録の13人の日本人選手の全米女子オープンへの出場と同人数の日本選手の出場にも期待が高まります。
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