国内女子ツアー2019年シーズンもいよいよ終盤戦、最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ2019では賞金女王の可能性を残した渋野日向子が優勝争いに絡む結果となった。
気になるのは渋野日向子が今季賞金女王になった場合のその特典である。そこで渋野が賞金女王になることでどのような特典を得られるか紹介しよう。
女子ゴルフの年間賞金女王の特典は?
GACライターのBUNTAです。
渋野日向子は最終戦のリコーカップで優勝か単独2位以上(鈴木が優勝でない)で国内女子ツアー最年少賞金女王の栄冠を手にします。
しかし、多くの人が知らないその女子ツアーの賞金女王の特典。もちろん賞金もそうですが、賞金女王とはどのような特典があるのでしょうか?
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賞金女王になると複数年シード権がもらえる
日本女子ツアーでは、賞金女王になるとその選手には翌年からの複数年シード権がもらえます。女子ツアーで複数年シード権がもらえるのは公式戦優勝、もしくは賞金女王になることです。
公式戦優勝では翌年から3年間のシード権、賞金女王も同じく翌年から3年間のシード権がもらえるのですが、その年数は実績によって変化します。
その年数はその年の公式戦4試合(ワールドレディス、女子プロ、女子0P、ツアー選手権)の勝利数によって異なります。
公式戦全てに勝てばなんと15年シード、3勝ならば10年、2勝なら7年、1勝なら5年と複数年シード権が与えられます。
渋野日向子が賞金女王になると何年のシード権?
渋野日向子は2019年シーズン、公式戦はワールドレディースで1勝しているので現在翌年からの3年シードが確定しています。そして、賞金女王となることで5年のシード権がもらえます。
しかし、渋野の賞金女王の可能性は最終戦、リコーカップ(ツアー選手権)での優勝もしくは単独2位以上が最低条件、つまり、最終戦で優勝することでの逆転賞金女王の可能性が高いため、優勝することで公式戦2勝での賞金女王となるのです。
つまり、渋野が公式戦2勝での賞金女王となれば、翌年からの7年間のシード権を得ることとなるのです。
ちなみにその他の2戦(女子プロ、女子OP)では畑岡奈紗が勝利しているため、賞金女王の可能性が残されている申ジエと鈴木愛は賞金女王となっても翌年から3年のシード権となります。
賞金女王となれば米ツアー参戦も?
複数年シードを得るということは、国内女子ツアーの権利を保有しながら渋野自身の持つ全米女子オープンで得たUSPGAツアーのシード権の権利を使っての米ツアーへの参戦が実現する可能性も。
過去には賞金女王や公式戦優勝のシード権を手にした選手のアン・ソンジュやイ・ボミ、申ジエ、キム・ハヌル、テレサ・ルーなどが日本に止まらず米ツアーに挑戦、申ジエは米ツアーでも賞金女王に輝いています。
渋野が賞金女王になれば米ツアーでの活躍も見られるかもしれませんね。
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