PING G410 LSTドライバーの試打評価!飛距離が欲しい人におすすめ!

PING G410シリーズでもPLUS、STFに遅れて2019年7月に発売された「G410 LST」ドライバー。

G410他シリーズから遅れること4ヶ月、前作は名器と呼ばれた「G400 LST」の後継モデルでもあり、前のモデルよりも性能が超えなければ発売しないことでも有名なPINGから発売されるLST新作モデルです。

そんなPINGファン待望のG410 LSTドライバーを今回、実際に試打してみました。

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PING G410 LSTドライバーの試打評価!

GACライターのBUNTAです。

今回は今最も注目度の高いドライバー、2019年7月発売の“PING G410 LST”を試打させていただきました。

使用させていただいたスペックは以下の通りです。

・PING G410 LST【10.5度】
・使用シャフト:PING TOUR65【Flex S】

第一印象はとにかく“飛びます”

このクラブで最初に驚いたところは、とにかく飛ぶクラブ!という印象です。

その飛びは、初速の速さで「飛んでる!」と体感できるほど。打った瞬間の球の弾き感や低〜中弾道で飛んでいく球の勢いが他のG410のシリーズと比べても別格。例えるならばイチロー選手のレーザービームのような飛びに似ている感じでしょうか。

ライナー系の中弾道でさらにランに稼げるという印象が強いクラブですね。

球筋は曲がらないがコントロールが少し難しい

G410シリーズは芯を外しても飛ぶという売り出しですが、LSTもその謳い文句通り、“曲がる”という印象はあまりありません。これはPINGが特許取得している特殊な熱処理をフェース面にしていることに加え、低重心なのにMOI※1(慣性モーメント)の値が9000を越えていることでフェース全面での当たり負けしずらい構造になっているからでしょう。

※MOIとはヘッドの回転のしやすさでありこの数値が高ければ回転しずらい

しかし、確かに曲がりは少ないのですが、 “弾き感が強くまっすぐそのまま打ち出しの方向に飛んでいく”ので、ある意味球筋のコントロールは少々難しいと感じました。

その弾き感の強さは実際に打っていても強く感じる部分があり、球の初速は同シリーズの中でも一番速く感じたのですが、5球の試打をした平均の数値ではPLUSよりも低い数値が出ていたのでこれも弾き感の強い証拠なのでしょう。


2300rphの低スピンでランが20yd!さらにサイドスピン量が5球平均が2という安定性

もう一つ感じたのが強く叩けるドライバーだということ。叩けば叩くほどに弾き感も強く、初速も早い。球を叩ける人ならば重くて早い球が打てるクラブと言えるでしょう。

さらにその低スピン性能から叩いても吹き上がらないという特性は、バックスピン量の多い人にとってはスピン量を抑えた中弾道の伸びのある球を打てるという魅力もあります。

G410 LSTの総合評価

G410 LSTの総合評価は以下の通りです。

  • 低〜中弾道のライナー+ランで飛ぶ!
  • 叩いてもスピン量が抑えられて球が吹けない
  • 芯を外しても安定した飛距離
  • 球は曲がらないがコントロールが少し難しい

 

 

このクラブは球の上がらない初心者には難しいクラブだと感じましたが、球の叩ける上級者には最適のクラブです。さらには、低スピンの弾道のモデルは比較的に球が捕まりにくいというクラブが多いですが、このG410 LSTは低スピン弾道なのに球が捕まりやすいので球を右に逃しがちな中級者のアマチュアの方にもうまく扱えそうな印象でした。


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G410 LSTは飛距離が欲しい人におすすめ!

G410 LSTは球を叩ける今よりもっと飛ばしたい上級者にはぜひおすすめしたいクラブです。

そのほか以下のような悩みを持ったゴルファーにもG410 LSTが合っているでしょう。

  • クラブが上から入りスピン量が多く球が上がってしまう
  • 左右への曲がりが大きい
  • 芯を外しても安定して飛ばしたい
  • ランが出ない

 

 

G410 LSTはサイドスピン量も少ないので大曲がりするという人も球の曲がりを抑えることのできるクラブだと言えます。

芯を外しても安定した飛距離や叩けばビッグドライブも望めるクラブですが、女性など筋力のないゴルファーや、球が上がらなくて悩んでいるという方には少し難しく感じるかもしれません。

特に球が上がらない初心者には向いているとは言えない中〜上級者向けクラブと言えるでしょう。

3つの弾道調整機能を初搭載


出典:https://jp.ping.com/clubs/drivers/g410-plus

今回のPING G410シリーズではPINGドライバー史上初の弾道調整機能を搭載しています。G410 LSTにはPLUS同様“ドロー、スタンダード(ストレート)、フェード”の3つのポジションの中から選べる機能を初搭載。

他社メーカーで多く採用されているのが自由にポジションを選べる微調整のできるものが多いのですが、多くのアマチュアゴルファーにとって無限に調整することのできるポジションウェイトは「結局どこがいいの?」と、悩む人が多かったことからPINGではシンプルに3つのポジションでわかりやすく自分にあったポジションを選べる機能を搭載しました。

この3つの弾道調整機能ごとでも5球ずつ打って平均値を出してみたのでポジションごとにどのポジションがどんなタイプの人にあっているかについても紹介しておきましょう。

スタンダードポジション

キャリー・ラン共に飛距離が出るポジション。クラブが上から入る球の上がりすぎるゴルファーでも球が上がりすぎるという心配もないですし、此処一番!という時にビッグドライブが狙えるのも魅力的でしょう。最初は球が思ったより捕まるといった印象ですが慣れてこれば許容範囲内に収めることができるクラブと言えるでしょう。


球が捕まってしまうことがあるが安定したサイドスピン量が光る

フェードポジション

やはり低スピン弾道特有の球の捕まりにくさが出るのか、フェードポジションにすると球の捕まりは断然なくなります。スピン量も増え、ランの量もスタンダードにくらべマイナス3ydと全体的に飛距離も落ちますが、チーピン持ちなど左へのミスが怖いという人には適度なスピン量と安定したフェードで左へのミスを抑えることができるおすすめのポジションです。


フェードポジションは捕まりにくくなるがスピン量の少なめの左へのミスが怖い人には丁度いい

ドローポジション

個人的には一番フィーリングの良かったドローポジション。球の叩ける上級者ゴルファーならば叩けば叩くほど飛距離が出せるポジションでしょう。何より球を叩いても安定して許容範囲内に収まるポジションであると言えます。ただ、やはり前記した通り、”まっすぐそのまま飛ぶ”ため、左か右どちらかに決まったまとまりのある安定した球筋ではないかもしれません。

球の曲がりは許容範囲に収まるがサイドスピンが少ないのに右と左両方にぶれる

PING G410 LSTはもっと飛ばしたい上級者や球の上がりを抑えたい人におすすめ

前作、G400 LSTの少し球が捕まりにくいという欠点を見事克服した今作【G410 LST】は低スピン弾道なのに捕まえることのできる叩いても球が吹き上がることのないところが最大の魅力と言えます。

低〜中弾道のライナー系の球筋でキャリーを稼ぎ、低スピンでランも稼げるので、”もっと飛ばしたいゴルファーにおすすめ”のクラブ。しかもG410シリーズの芯を外しても飛ぶという謳い文句もその言葉の通り、安定した飛距離を実現していると言えます。

ただ、球が上がらない点や叩いて飛ばすという点では初心者や女性のゴルファーにはあまりおすすめはできないのですが、中〜上級者のスイングがしっかりできるゴルファーにはおすすめのクラブと言えるでしょう。

PING G410 LST参考価格はこちら!↓

 



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